サーバコンピュータを使う

(c) Copyright 1998 by Hirofumi Fujii
(LastUpdate:15-Apr-1998)

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ユーザIDとパスワード

パーソナルコンピュータは個人で使用することが前提になっていること、 それに対しサーバコンピュータは大勢で一つのコンピュータを使うことを 前提にシステムが作られていることは 最初で述べました。また、その資源が 既に皆さん一人一人に割り当てられていることも述べました。しかし、 サーバコンピュータは、どうやって割り当てられた資源が、あなたのもの だとわかるのでしょう?あなたに割り当てられた資源を他人のAさんが 使ってしまうことはないのでしょうか?

ここのサーバシステムは UNIX(Solaris) という OS(管理ソフトウェア) で管理されています。この OS では、ユーザIDとパスワードで、割り当てら れた資源を使う権利があるかどうかを判断します。通常、ユーザIDは、 あなたを示すわかりやすい名前が使われます。それに対し、パスワードは、 あなたにしかわからない文字や数字の並びを使います。サーバコンピュータは、 この組み合わせで、あなたであると判断します(認証と言います)。 逆に言うとパスワードを知られてしまうと、他人があなたの資源を勝手に使ったり、 あなたの名前をかたって電子メールを出したりすることができるようになります。 パスワードの選択や管理には十分気をつけて下さい。

ユーザIDと(初期)パスワードは各自にすでに割り当てられています。 授業の中で伝えます。
サーバコンピュータはどこからどうやって使う?

サーバコンピュータはパーソナルコンピュータからネットワークを利用して 使います。パーソナルコンピュータにはネットワークを利用してサーバ コンピュータを利用するためのプログラムが何種類か用意されています。 この授業では TeraTerm と言うプログラムを使います。
login と logout

パーソナルコンピュータの TeraTerm を起動(マウスで左クリック)して、 サーバコンピュータに接続されると、画面に
        login:
という文字列が現れます。キーボードから、あなたに与えれられた ユーザIDをキーボードから入力します(一つのキーを長く押しすぎない ように注意して下さい。軽く「トン」と打つようにします)。 大文字、小文字も正しく区別して入力しなければなりません。ユーザIDの 文字列を入力し終わったら、最後にENTERキー(真ん中の段の右に ある大きなキー)を軽く「トン」と押します。

すると次は
        Password:
という文字列が現れます。ユーザIDの時と同じように、あなたのパスワードを 入力します。しかし、あなたの入力したパスワードは画面には現れません。 これは、あなたのパスワードを他人には見られないようにするためです。 見えませんので、入力ミスに注意して下さい。 (間違っても再入力できますので、間違ったからといってあわてないように)。

ユーザIDとパスワードが正しく入力できると、センターからのお知らせが 出ます。文章が長い場合は、矢印キーを使って次頁や前頁へ移動して読んで下さい。 読み終わったら q を入力します。状況によって他にもいくつか指示が表示 されることがあります。指示に従っていくと、「学生支援メニュー」が 出ます。
サーバコンピュータを使い終わったら

サーバコンピュータを使い終わったら、「学生支援メニュー」の終了を選び (キーボードから q を入力し Enter キーを押す)ます。これをやらずに 放置しておくと、他人が見つけてパスワードを変えたり、サーバコンピュータに 置いてある大事なあなたのファイルをこわしたりするかも知れません。 使い終わった時ばかりでなく、席を離れる時は必ずサーバコンピュータを終了操作 して下さい。
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