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CAMACの ブロック転送を実行するためには OPCODE 0x22 の
BLOCK コマンドを 3929 へ送る. BLOCK コマンドの CDB は表
4のような構造である.
3929 が CDB を受信後, データフェ
イズになる. データ転送の方向は CAMAC ファンクションによる. 一旦デー
タ転送が始まると転送量に達するかエラー状態が起こるまで続けられる. 3929
によるブロック転送操作が完了後, ステータスビットが送られる. GOOD または
CHECK CONDITION ステータスのいずれかが返される. CHECK CONDITION はCAMAC
ブロック転送操作が エラーにより中断されたときに返される. このエラーは
CAMAC Q,X 応答などのパラメータに依存する.
BLOCK コマンドの MODE CONTROL は転送モードのタイプ, CAMAC
データ長, 他のいくつかのブロック転送に関係するパラメータを指定することに使用
される. 表 5にブロック転送コマンドの MODE CONTROL を示す.
データ転送量はブロック転送操作のデータフェイズ中に 3929 から(へ)転送される
バイト数が指定される.
- Bit 7: 0x00 に設定
- Bit 6(FAST): 3929 の FAST データウェイ・アクセス機能[4]
を有効/無効にするために用いる.
- Bit 5:ブロック転送の場合は 1 をセットしなければならない.
- Bit 4, 3(TM2, TM1): Q-Stop mode なら
{TM2,TM1}={0x00,0x00}, Q-Ignore mode なら
{TM2,TM1}={0x00,0x01}, Q-Repeat mode なら
{TM2,TM1}={0x01,0x00}, Q-Scan mode なら
{TM2,TM1}={0x01,0x01}に設定する.
- Bit 2, 1(WS2, WS1): CAMAC データ長の設定に使用する. 24ビット
なら {WS2, WS1}={0x00, 0x00}. 16ビット なら {WS2, WS1}={0x00,
0x01}.
- Bit 0: この ビット が 0x00 なら CAMAC X 応答が 0 の場合は,
SCSI の CHECK CONDITION 状態となる. この ビット が 0x01 なら
CAMAC X 応答が 0 の場合でも SCSI の CHECK CONDITION 状態
にはならない.
Kazuo Nakayoshi
Wed Jun 27 22:15:09 JST 2001