08-May-97
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本日やる(やった)こと:ネットワークニュースの利用
さて、ここまでで、パーソナルコンピュータのメモ帳を使ったり、
授業支援システムの mule を使ったりして文書ファイルを作ることが
できるようになりました。
また、パーソナルコンピュータのペイント
を使って、画像ファイルを作ることもできるようになりました。
ここからは、こうやって計算機上に表現した情報を計算機ネットワーク
(インターネット)を利用して社会へ情報を発信することをやってみま
しょう(1997年度情報処理実習用手引き(システム解説編)
7ページ、8ページ及び55ページから61ページ)。
具体的に情報発信する前に、注意を述べておきます。
- 社会のルールが適用されること。
社会に対する情報発信は、あなたの考えの表明です。当然、その行為には
社会のルール(法律)が適用されます。あなたが社会に対して行った行為は、
あなたが責任を持つ必要があります。投稿する内容はもちろん、
著作権に対しても、十分な注意を払って下さい。
計算機ネットワーク上に表現されたものでも、一般に著作権があります。
- 大勢の聴衆がいることを意識すること。
計算機ネットワークでは、お互いに顔を知らなかったり、相手の表情が
読み取れないのが普通です。そのため、情報の受け取り手(聴衆)のことを
忘れがちです。しかし、目に見えなくても大勢の聴衆が居ます。情報発信を
するということは、その聴衆を前に話をしていることです。
- 正しい情報が維持できるように努力すること。
個人ベースの情報発信は、誤った情報や不正確な情報が多くなり
がちです。これらは、社会に混乱を招きます。これを防ぐ方法は
社会が共有する情報が正確なものになるように、お互いに努力すること
です。誤った情報は、発信者に、すみやかに(非難ではなく)指摘
すべきです。発信者は、その指摘が正当なものであるならば、すみやかに
訂正すべきです。こうすることにより、個人ベースの情報であっても、
正確な情報が共有できるようになります。正確な情報の共有は、その
社会の財産になります。
これらの観点から、情報の発信者への連絡先を明示することが重要です。
名前を名乗ることは、自分が出す情報に責任を持つことへの意思表明です。
しかし、それを悪用する人も存在することも事実です。個人情報の公開には
十分な注意を払って下さい。一般的には、氏名と電子メールアドレスを
示せば十分でしょう。
社会1が主に使うニュースグループは ipe.question.shakai-1 です。
(これは、この授業支援システムにおける単なる約束です。「主に」
社会1が使うだけで、この授業支援システムを使っているユーザであれば、
誰でも読み書きできます。)このニュースグループを使って、ニュース投稿の
仕方、ニュースによる情報の流しかた、議論の仕方などを学んで下さい。
課題4へのヒント
課題4の主旨は、ニュースグループを使って、その社会の決定が
できるか?あるいは、現状ではできなくても、ある条件のもとなら
できるのか?その点を議論しなさいというものです。
- その決定に参加できる範囲はどうやって決めるのか?どうやって
知らせるのか?
- 会議への代表者、投票権のある人を誰がどうやって決めるのか?
それとも代表者無しの全員参加か?
- 挙手や起立で決定できるか?
- 投票で決めるとしたら、同時に投票できるか?
- 投票すべき人が投票し終わったことをどうやって確認するのか?
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