Eclipse による Windows program 開発
- 開発するプログラムの仕様 -
© Copyright Hirofumi Fujii (2007)
初稿:20-Feb-2007
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仕様の列挙
Eclipse で C/C++ のプログラム開発を行う場合に必要な一通りの操作を見るため、
簡単なアプリケーションを作ってみる。
Eclipse で作成するアプリケーションの多くは GUI アプリケーションと思われるので、
ここでは非常に簡単な(しかしアプリケーションとして必要最低限の機能は持っているような)
Windows アプリケーションを作ることにする。
仕様は以下のようにする。
- Window は一つとする。すなわち、main window のみとする。
- Main window にはメニューを持たせる。
メニューの主項目としては「ファイル」「表示」「ヘルプ」の3つとする。
- ファイル項目には「開く」と「終了」を持たせる。
- 表示項目には「再描画」を持たせる。
- ヘルプ項目には「バージョン情報」を持たせる。
- 主機能は「ファイル」−「開く」と選択すると、「ファイルを開く」ダイアログが表示され、ユーザが
ファイルを選ぶとそのファイル(full path)名が main window に表示されものとする。
- 「ファイル」−「終了」を選択すると、アプリケーションを終了する。
- 「表示」−「再描画」を選択すると、main window を再描画する。
- 「ヘルプ」−「バージョン情報」を選択すると、バージョン情報を示すダイアログ window が開き、
そこにある OK ボタンを押すとダイアログ window は消える。
仕様の図示
以上の仕様は、図で示した方が理解しやすいと思われるので、以下に図示する。
- 開発アプリケーションを起動すると次のような画面になる。
- ここで、「ファイル」項目を選択すると、以下の図のように「開く」と「終了」が選べる。
- 「ファイル」−「開く」と選択すると、「ファイルを開く」ダイアログが表示される。
- ファイルを選ぶと、main window にファイル名(full path)が表示される。
- また、「ヘルプ」−「バージョン情報」と選ぶと
- バージョン情報が表示される。
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