WIN32 SDK Programming

Date: 12-Jun-1998
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ここでは Microsoft Visual C++ で、MFC を使わない、C の Windows Program を 作る場合のやり方をまとめておきます。

最小のプログラム

Windows Program は WinMain() から始まることになっています。 従って、最低限、この関数を用意する必要があります。最小のプログラムと いう意味では、この関数として return のみを書いたものでしょう。 ただし、関数の戻り値に注意する必要があります。オンラインマニュアルに よれば何もせずに(メッセージループに入る前に)戻る場合は、0 (zero) を返すべきだと書かれています。というわけで、全体のプログラムは

  /* WinMain.c */
  #define STRICT
  #include <windows.h>

  int WINAPI WinMain( HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,
    LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow )
  {
    return 0;
  }
ということになります。


Hello Windows プログラム

最小のプログラムは、あまりと言えばあんまりなので(笑)、せめて メッセージ位は出してみましょう(Kernighan and Ritchie の教科書でも Hello World の出力が最初の例ですからね)。メッセージを出す簡単な 方法は、Window を作らなくても使えるメッセージ出力関数、 MessageBox() を使うことでしょう。

  /* WinMain.c */
  #define STRICT
  #include <windows.h>

  int WINAPI WinMain( HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance,
    LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow )
  {
    MessageBox( NULL, "Hello Windows", "My Program", MB_OK );
    return 0;
  }
として、コンパイル・リンクし、起動すると、Caption に "My Program" と 書かれた、OK ボタンのついた Window の中に "Hello Windows" という メッセージが表示されます。ここまでは非常に簡単です。


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