設計における用語解説とその機能


VHDL による回路設計には、様々なツールを用いるため、file 形式も多用にわたり、そのツール独自の機能を理解する必要があります。それにより、異なるツールのやり取りがスムーズに行え、トラブルの対処も発見しやすくなります。

ここに、様々なfile 形式 の解説、ツールの中で使用する機能について紹介します。


  1. 設計におけるツールの機能
  2. ファイル拡張子

    Maxplus2
    コンパイル時に必要なファイル

    コンパイル後に生成されるファイル シミュレーションに使用するファイル その他

    Leonardo Spectrum


設計におけるツールの機能

  • EDIF
    Electro Design Interchange Format
    異なるツールでデータを交換する為に標準化された中間ファイルのフォーマット

  • JTAG
    Joint Test Action Group により規格を検討された。
    バウンダリ・スキャン を行うことです。バウンダリとは境界のことで、IC の内部と外部の境界、つまりI/O ピンの状態をスキャンするということを意味します。
    詳しくは、こちら

    ファイルの拡張子

  • * .mif
    Memory Initialization File, LPM などのメモリを使った時、そのシミュレーションを行うときの初期値ファイル
  • * .lsp
    論理合成ツールLeonard Spectrum のプロジェクトファイル。
  • * .sym
    グラフィックシンボルファイル。.gdfファイルよりシンボルを作成されたときに生成される。
  • * .acf
    コンフィギュレーションファイル。デバイスやピン情報が入っている。
  • * .gdf
    Graphic Design File
    デザイン入力する際に、回路図を入力するときに使用。
  • * .tdf
    テキストファイル。AHDL の記述を行うときにもこのファイルを使用。
  • * .vhd
    VHDL記述ファイル。VHDL を記述する際に使用。
  • * .ttf
    JTAG モードでのデバイスプログラミングを行わずにデバイスプログラムを行う際に使用。配置配線したときに作られ、MS/DOS プロンプトで実行することができる。
  • * .edf
    論理合成により出力された中間ファイルEDIF のファイル拡張子
    PEAK VHDL で作成したデータを、MAX+2 で使う際に使用。
  • * .sof
    SRAM Object File
    フィッタ・ツールにより作成された、配置配線ファイル。
    FPGA 内にあるSRAM にプログラミングするときに使用。
  • * .pof
    Programmable Object File シリアルROM 書き込み用ファイル。

  • * .gdf
    Graphic Design File
    デザイン入力する際に、回路図を入力するときに使用。
  • * .snf
    シミュレーションに使用するデータ。Compiler の実行により作成される。
  • * .scf
    シミュレーションを行う際に使用。入力信号を与え出力信号を返す。システムの検証に使用。
  • * .rpt
    MAX+plus2 でCompiler で配置配線した後、作成される。システムの容量を使用しているFPGA に対して示している。


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