http://www-online.kek.jp/~nakayosi/ATLAS/demo2001-memo.html
2001年 Demonstrator について
仲吉一男
<kazuo.nakayoshi@kek.jp>
October 26, 2001
- 目的
2001年12月までに ATLAS Online Software(Online SW) Framework を用いた TGC エレキの
ためのデモンストレータを作る予定。その目的は、
- Online SW の紹介
- Online SW の理解を深める
- Online SW Framework でBit3 による VME アクセスの導入
- 将来(来年?)の Slice Test 用のランコントロールの Prototype
- 現在考えていること
- できるだけシンプルなものにしたい。
- ROD Crate の ROD module と ROD Crate Controller(CC) の
ランコントロールをデモンストレーションしたい。
- ROD CC と ROD との通信は VMEbus(Bit3)を使う。
- ROD は Bit3 と VME Memory module 等でエミュレートする。
- Controller Skeleton
Online SW のコントローラ・スケルトンで使用する CHSM(Concurrent,
Hierarchiacal, finite-State Machines)が用意されており[1]、
以下のようなコントローラの状態が定義されている。
- Initial
- Loaded
- Configured
- Running
- Paused
- Bad
- OK
- Dead
ラン・コントロール・パネルの "Load", "Start"等のボタンが押された
ことに対応して、コントローラの状態が変化し、最終的にランをスタートすることに
なる。具体例として LAr の ROD コントローラではどのように実装しているか[2]
調べてみた。
- Boot: -
- Load:
- Configuration DB から クレートやRODモジュールの
情報を取得する。RODのパラメータとしては、ID, PU の数,
PU Slot, PU Type, DSP Boot File, FPGA Boot File である
- クレートの初期化
- ROD モジュールの初期化
- Config: -
- Start:
- RODのトリガーイネーブル
- ROD BUSY OFF
- Stop:
- ROD BUSY ON
- ROD Event Counter Reset
- Pause:
- ROD BUSY ON
- Resume
- ROD BUSY OFF
- Reset
- ROD Reset
- 議論してほしいこと
- デモンストレータは上のような案でよいか?
- デモンストレータで実装してほしいことは何か?
- デモンストレータのコントローラで前述の Skeleton の
実装をどこまでやるか?
- Online SW の導入を具体的にいつからはじめるか?
- References
- Run Control User's Guide,
http://atddoc.cern.ch/Atlas/Notes/107/Note107-1.html
- DAQ for LArg ROD,
http://alephwww.cern.ch/~moneta/roddaq/