NVT.c -- A Simple Telnet Program for WIN32 (NT/95) console (07-Jun-1996) Windows95/NT の特徴の一つに、MS-DOS プロンプト(いわゆる DOS 窓)が、もはや単純な MS-DOS ではなく、console として の性格を強めているということがあげられます。 実際、MS VC++ を使うと、WIN32 console 用のプログラムを、 UNIX でのプログラミングと同様な感覚で作ることができます。 もう一つ重要な点は、multi-thread が支援された点で、これに より、WIN32 console で interactive なプログラムが非常に 書きやすくなりました。 そこで、multi-thread と network socket の練習として、 簡単な telnet プログラムを作ってみました。 telnet では送信と受信が独立に起こりますから、Keyboard を読んで、送信する thread と、remote host からのデータを 受信して screen に表示する thread を走らせるようにして みました(各々は、Keyboard の入力待ち、socket の入力待ち で block されます)。 Telnet option などは、UNIX host への接続に必要な最低限の もののみしか実装してませんが、一応、動くものにはなっています (Win95 と DEC-Alpha-PC の WinNT 3.51J server で動作確認)。 -- Hirofumi Fujii (KEK Online Group) Hirofumi.FUJII@kek.jp