課題10.まとめ これまで、普段聞きなれている「情報」について、色々な側面 から眺めてきました。この演習・実習のねらいは、「情報機器」 と呼ばれている計算機や計算機ネットワークを通して「情報」 を様々な形で扱ってみて、その扱い方を考えてみようとする ものでした。 特に (1)「情報」は様々な「表現形態」を持っていること。また、    その「表現形態」によって、伝わり方に特徴があること。 (2)「情報」を表現したものは計算機であろうと、人間であろうと、    その扱いかたについて、送る側と受け取る側に約束があって、    はじめて伝えることができるものであること。 を中心テーマにしてきました。 情報の伝わる範囲が「社会」を形成します。通信技術は、情報の 「表現」を正しく伝えることはできますが、「情報」を正しく伝える ためには、上に述べた「情報」の持つ性質を理解しておかなければ なりません。また、「社会」が広くなればなるほど、一つの情報を 様々な表現を使って正しく伝える努力が必要になってきます。 そのために、「社会」が情報の多様な表現手段や伝達手段を持ち、 それらを誰でも自由に使えるようにすることは必要なことです。しかし、 情報の伝わる範囲が「社会」を形成することからわかるように、これらの 手段の悪用や誤用は情報への不信を招き、社会の存在基盤そのものを危う くします。従って、これらの悪用や誤用を防ぐ手段を持つことも必要な ことです。 この演習・実習を通して、大急ぎで、私たちが現在持っている情報の 表現手段、伝達手段を見てきました。これらの経験を基に、社会における これらの表現手段や伝達手段のあり方を考えて下さい。これは、提出期限 の無い課題です。 というだけでは、この課題を読んだかどうかすらわからないので、 この演習・実習について感想を書いてレポート提出して下さい。 この課題10のレポートに限り、批判、不満、グチなど内容に一切かかわり なく、提出すれば、一律一定の加点をします。このレポートの締め切りは 6月27日とします(来年の授業の参考資料となるものを歓迎します)。