課題7.プログラミング これまでは、日常触れている様々な情報が、様々な表現形態を とりながら計算機に格納されることを見てきました。ここでは 計算機に「何かをやらせる」一連の手続きも、ひとかたまりの 情報として格納できることを実際に試してみましょう。 計算機に「何かをやらせる」ためには、命令を与える必要が あります。その命令は最終的には計算機の電気信号をオン・ オフする命令にまでしなければならないのですが、通常、 人間にわかりやすい形で命令を与えて、それを電気をオン・ オフする命令に直すのは、計算機が行います。人間が与える 命令は、普通、言葉に近いもので、それらを組み合わせて文に することにより、一連の処理を計算機にやらせます。文を 書くために文法が存在します。つまり、計算機に与える命令は 言葉に近い(言葉に近い形で作られている)ので、プログラミング 言語と呼びます。 プログラミング言語は、目的に応じて様々な言語が存在しますが、 ここでは、簡単で、結果が目(線画)で確認できるロゴを使って みます。ここで使用するのは、 Logo (Berkeley) For Windows と呼ばれているロゴです。これは UC Berkeley で開発され、その後 George Mills 氏により開発されたロゴです。このプログラムは、 教育などの非営利目的であれば、自由に使ってよいことになっています。 ただし、著作権は UC Berkeley と George Mills 氏にあることに 注意して下さい。 (1)  ・ペンを下ろす命令 PENDOWN  ・ペンを上げる命令 PENUP ・ペンを前へ n 歩動かす命令 FORWARD n ・ペンの進行方向を右へ a 度回転させる命令 RIGHT a  ・ペンの進行方向を左へ b 度回転させる命令 LEFT b ・ペンの位置を画面中央に持ってきて、進行方向を真上にする命令 HOME を使って、画面中央からスタートして、正五角形を書かせるには どのような文にすればよいか、その文を示しなさい。 (2)  ・[...] の中の文を n 回繰り返す命令 REPEAT n [...] を使うと(1)の文はどのようになるか、その文を示しなさい。 (3)これらの文を計算機のファイルとして保存することができる利点を 挙げなさい。