課題7.Excel により数の表現の違いを見る 整数と実数の性質の違いが、計算機では、どのような違いとなって現れる のか Excel を使いながら調べてみましょう。 Excel の使い方は、「情報処理実習の手引き(パソコン編)1997年度」 の第5章(p.91-)にあります。 (1) Excel を起動して、A1 のセルに 12345678 という数値を置き、 B1 のセルに 12345677 という数値を置きなさい。この時、 C1 のセルは A1 * A1 - B1 * B1 の値を表示し、 D1 のセルは (A1 + B1) * (A1 - B1) の値を表示するように しなさい。( * は掛け算を表します)。 E1 のセルは C1 - D1 の値を表示させます。E1 の値はいくつ になりましたか?それはなぜですか? (2) 2行目の A のセルは A1 に 1 を足し、B のセルは B1 に 1 を足し 3行目の A のセルは A2 に 1 を足し、B のセルは B2 に 1 を足し と繰り返して20行くらいやってみなさい。これを効率的に行うには どうすればよいか示し、やった結果 E の各セルの値がいくつになったか 報告しなさい。 (3) (1) と全く同じことを、A1 のセルに 1.2345678 という数値を置き、 B1 のセルには 1.2345677 という数値を置いてやってみなさい。 E1 の値はいくつになりましたか? (4) (2) と同様に、A と B については、その直ぐ上のセルの値に 0.0000001 を足すようにして、20 行程度やってみなさい。この時 E のセルの 値は、どうなりましたか? (5) (4) の E の各セルの値を棒グラフにしてみなさい。 得られた棒グラフを「編集」->「コピー」して、ペイントに取り込んで 「16 色ビットマップファイル」にして rep07.bmp として保存しなさい。 このファイルを授業支援システムの、あなたのディレクトリに 置きなさい。 これらの実験結果から、計算機における整数と実数の違いについて あなたの考えを述べなさい(この実験結果に基づく報告ならなんでも よい。使い方の注意とか、実数がどう扱われていると考えられるか とか、「計算機は数値を扱うのが得意」という前提は正しいのかとか)。