筑波大学社会学類1班情報処理実習




必要なコンピュータ操作については、マニュアルを配布する。 プログラムも配布するので、3.5インチ2HDのフロッピーディスクを 少なくとも2枚用意すること。

目的
様々な情報が、コンピュータにいかに格納され処理されるかを 体験的に学習し、情報の持つ意味、情報化社会について考える。

評価
評価は、毎週出す課題に対する電子レポートで行います。 教育用支援システムにおけるレポート提出の仕方は十分にマスターして 下さい。

演習予定


第1週 準備
 この演習で用いる道具、(パーソナルコンピュータ、MS-Windows 教育用支援システム)の操作。特にレポート提出、電子メールの使い方 について。

第2週 文字情報
 MS-Windows 付属のメモ帳、ライトを使って文章を書いてみる。また、 ペイントブラシを使って、手書き文字で書いてみる。記録された ファイルの大きさの違いから、文字の持つ役割について考える。

第3週 画像情報
MS-Windows のペイントブラシを使って、絵を書いてみる。色や絵の 大きさを変えることにより、ファイルのサイズはどのように変わるかを 調べる。このことからコンピュータにとって、画像情報は文字情報とは どのように異なるかを考える。

第4週 音の情報
(器材の準備状況により、省略する場合があります。)
音の記録ファイルとして、WAV 形式のものと、MIDI 形式のものとを 比較する。これらの違いと、文字情報と画像情報の違いとの関連を考え る。

第5週 手続き情報(1)
MS-Exel を使うことにより、計算手続きもまた、コンピュータに格納 される情報の一つの形態であることを学ぶ。

第6週 手続き情報(2)
UCB Logo for Windows を使って、プログラミング言語による情報処理を 体験する(Windows 画面にプログラミング言語で絵を書いてみる)ことに より、プログラミング言語の持つ役割について考える。

第7週 情報の連結
MS-Windows のアプリケーション間で情報を連結させてみる(例えば MS-Excel の表やグラフをライトの文書に連結)。これらがコンピュータ 上に記録されることから、連結情報もまた、コンピュータにより、格納、 処理される対象となる情報であることを学ぶ。

第8週 情報の空間的伝達(ネットワーク)
情報は格納されるだけでなく、空間的、時間的に離れた点で引き出せること も重要である。空間的に離れた点に情報を伝達する手段(ネットワーク)を 利用することにより、ネットワークの持つ役割を考える。(ネットニュース、 または World Wide Web を利用してみる)。

第9週 情報の時間的伝達(スケジューラ、記録装置)
情報を時間的に離れた点へ伝達する手段として、MS-Windows のカレンダー を使ってみることにより、時間的に離れた点へ情報を伝達するために必要な 機能について考える。

第10週 情報と社会
 これまでに体験したコンピュータが扱う情報やその特性について考察し、 社会への影響について考える。

課題


Hirofumi Fujii