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本稿は C++ で network programming を socket library を用いて
行う際の技法などについて考察する。

C++は基本的にはCの上位互換であるので、Cのソースコードがあれば
ソースをいじる必要はほとんど無い。しかしながら、socket library は
どちらの言語にも標準ライブラリとして含まれていないために、
移植性を保とうとすると、C の socket library を直接呼ぶか、
自分で class を作る必要が出てくる。本稿は、これらをどのように
使うかを考察しようとするものである。

記述は、できるだけ標準C++
(JIS X 3014:2003, ISO/IEC 14882:2003)に沿って行うつもりであるが、
上で述べたように標準ライブラリには含まれていない socket library
や thread を扱う。
C++ コンパイラは C ほど十分に安定しているとは言えない状態が
続いた。この状況は今(2006年4月)も続いているかも知れない。
標準ライブラリも制定に長い時間を要した。したがって
例えばmozilla の C++ 移植性ガイド
http://www.mozilla-japan.org/hacking/portable-cpp.html
は今でも有効かも知れない。
この稿を読むにあたっては、これらのことを頭の隅に入れておいて
欲しい。

- [[単純なserver program]]
- [[単純な client program]]
- [[socket address class]]を作る
- [[C++による単純なserver program]](socket の class化)
- [[Copy constructorと代入演算子]]
- [[socket class による server と client]](socket class を使って server と client program を書き換える)
- [[tcp の iostream化]]
- [[mytcpbuf の実装]]
-- [[overflow と sync の実装]]
-- [[underflow の実装]]



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