Dec 18, 2002
onlsbc1, Red Hat Linux 8.0 のインストール
--- インストール #6
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(http://www-online.kek.jp/~inoue/para-CAMAC/
Work/SBC-RAM6.html)
高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所
物理、オンライングループ
井上 栄二
目的
256MBのコンパクトフラッシュ上に構成した RedHat Linux 7.3 のシステム
を使って行った、/etc、/tmp、/var のRAMディスク化はうまくできた。
次のステップとして、512MBのコンパクトフラッシュを使って同様のRAM
ディスク化を行いより実用的なシステム構成に仕上げる。 そのための
第一段階として、ここでは RedHat Linux 8.0 のシステムを 512MBのコンパ
クトフラッシュ上に構築する。
(1). ハードウェア構成
(2). RedHat Linux 8.0 のインストール
(3). Javaのインストール
--------------------------------------------------------------------
(1). ハードウェア構成
SBCに 512MBのコンパクトフラッシュを接続した。 2.5"IDEハードディスクは
接続していない。 ディスプレーには、EIZOの FlexScan L465を使用。 キー
ボードはDELLのPS/2日本語キーボードを使用。 マウスはLogitec のUSBマウス
を使用。 ディスプレー、キーボード、マウスはCPU切り替え器を通してSBCに
接続した。 CPU切り替え器はSANWA SUPPLY のSW-CPU2UOを使用。
(2). RedHat Linux 8.0 のインストール
(2-1). インストールディスクの作成
先に、2.5"IDEハードディスクにRedHat Linux 8.0 をインストールした時に
作ったものを使用。
(2-2). Linuxインストールのための準備
Linuxシステムのインストールは、FDDを使ってNFSインストールで行うことに
する。 FDDは onlpc03に内蔵しているものを使用。
NFSファイルサーバには onlsun4 を使用。 RedHat Linux 8.0のパッケージは
onlsun4:/space2/RedHat8.0/i386 に展開しておいた。 さらに、このディレク
トリが、onlsbc1 から見れるように share しておいた。
FDブートNFSインストールをやるので、フロッピー・ディスクにブート用の
イメージファイル RedHat8.0/i386/images/bootnet.img をフロッピーディスク
にコピーしておく(上記の項目(2-1)参照)。
その他の参考事項:
インストール途中で、インストーラが起動ディスク作成の問い合わせをする
が、この時1.44MBのfdをセットしても作成できなかった。 今回は、1.7MB
のfdで試してみる。
[root@onlsbc1 inoue]# fdformat /dev/fd0u1722
両面, 82 トラック, 21 セクタ/トラック。合計容量 1722 kB。
フォーマットします ... 終了
照合します ... 終了
[root@onlsbc1 inoue]#
(2-3). BIOS の設定
Linuxシステムをインストールするにあたって BIOSの設定を確認しておく。
Drive A 1.44M, 3.5in <--- これを設定
First Boot Device Floppy <--- これを設定
Second Boot Device HDD-0
(2-4). Linuxインストール
FDをセットして電源を入れる。
boot: <--- ここで Enterキーを押す
インストーラは /dev/hdc1 のコンパクトフラッシュを認識できた。
言語は Japanese を指定。 キーボードは jp106 を指定。 NFSインストール
を選択。
onlsbc1の IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、ネームサーバを設定。
NFSサーバは onlsun4.kek.jp、RedHatディレクトリーは
/space2/RedHat8.0/i386。
マウスは Logitec の MouseMan Wheel (USB)、3ボタンマウスのエミュレート
を指定。
インストールの種類はサーバ。
ディスクパーティションの種類は、インストーラが自動的にパーティションの
設定を行うを選択。
自動パーティションの設定では、
自動パーティションを設定するドライブの:
システムの全てのLinuxパーティションを削除
このインストールに使用するドライブの選択
hdc 489MB SanDisk SDCFB-512
作成された(そして変更された)パーティションを確認
この設定で実行したら、
要求されたパーティションを設定できませんでした:
Partitioning failed: パーティションを確保できませんでした。
と、エラーになってしまった。 そして、次のメッセージが表示された。
パーティション作成中に次のエラーが発生しました。
Red Hat Linux のインストールを継続するため必要なルート
パーティション(/)が未指定です。
これはインストールの為にハードドライブ上に十分な領域がない時に
発生します。 別の自動パーティションオプションを選択して手動
パーティションを選択することもできます。
"戻る"を押して
Disk Durid を使用して手動パーティション設定。
/dev/hdc1 パーティションを削除した後、新規でパーティションを作成する。
マウントポイント: /
ファイルシステムタイプ: ext3
選択可能なドライブ: hdc 489MB SanDisk SDCFB-512
容量(MB): 489
追加容量オプション
固定容量
プライマリパーティションにする。
不良ブロックをチェック。
要求されたパーティション: Partition failed: パーティションを第一
パーティションとして確保できませんでしたを設定できません。 とエラー
メッセージが表示された。
容量を 488MB に設定し直したら、正常に確保できた。
/dev/hdc1 1 992 488 ext3
ok. 確保できた。
ディスクパーティションの設定の後、以下のような警告のメッセージが表示
された。
スワップパーティションが未指定です。 これは常に必ず必要というわけ
ではありませんが大抵のインストールにおいて明らかに性能を向上させ
ます。
このままインストールを続行する。
ブートローダの設定。
GRUBブートローダは、/dev/hdc 上にインストールされます。
ディフォルト: ラベル: Red Hat Linux デバイス: /dev/hdc1
ブートローダパスワードの設定。
設定しない。
高度なブートローダオプションの設定。
設定する。
高度なブートローダ設定。
ブートローダをインストールする場所
/dev/hdc マスタブートレコード(MBR)
LBA32 の強制使用(通常は不必要)
設定する。
ネットワークの設定。
ネットワークデバイス
起動時にアクティブにする: eth0 IP/ネットマスク: 130.87.-----
255.255.----
ホスト名 手動で onlsbc1.kek.jp
その他の設定
ゲートウェイ 130.87.-----
1番目のDNS 130.87.-----
2番目のDNS 130.87.-----
3番目のDNS
ファイアウォールの設定。
システム用のセキュリティレベルを選択: 中
カスタマイズ
信頼するデバイス: eth0
侵入を許可する: WWW (http)
FTP
SSH
追加言語サポート。
システム標準の言語: Japanese
タイムゾーンの選択。
アジア/東京
アカウントの設定。
システムのルートのパスワード: ****
ユーザアカウント: -------
パッケージグループの選択
何も指定しない標準の状態で 853MBと表示されている。
パッケージのインストール
個々のパッケージの選択
全てのパッケージ
ネットワーク使用
メール
何も選択しなかった。
アプリケーション
CPAN
何も選択しなかった。
アーカイブ
何も選択しなかった。
インターネット
openssh 1MB
openssh-clients 1MB
エディタ
何も選択しなかった。
エミュレータ
何も選択しなかった。
エンジニアリング
何も選択しなかった。
オフィスパック
何も選択しなかった。
システム
bind-utils 1MB
procinfo 1MB
テキスト
何も選択しなかった。
データベース
何も選択しなかった。
パブリッシング
何も選択しなかった。
ファイル
何も選択しなかった。
マルチメディア
何も選択しなかった。
ユーティリティ
何も選択しなかった。
生産性
何も選択しなかった。
通信
何も選択しなかった。
アミューズメント
グラフィック
何も選択しなかった。
ゲーム
何も選択しなかった。
システム環境
カーネル
何も選択しなかった。
シェル
何も選択しなかった。
デーモン
httpd 3MB
openssh-server 1MB
portmap 1MB
ベース
mailcap 1MB <--- これを入れないと
httpdの依存関係
が保てない。
ライブラリ
expat 1MB <--- これを入れないと
httpdの依存関係
が保てない。
libstdc++ 3MB <--- これを入れないと
gcc-c++の依存関係
が保てない。
libusb 1MB
ドキュメント
何も選択しなかった。
ネットワーキング
ユティリティ
何も選択しなかった。
ユーザインターフェース
X
何も選択しなかった。
Xのハードウェアサポート
何も選択しなかった。
デスクトップ
何も選択しなかった。
ユティリティ
システム
何も選択しなかった。
開発
システム
glibc-kernheaders 4MB <--- これを入れないと
glibc-develの依存
関係が保てない。
kernel-source 132MB
ツール
binutils 3MB
make 1MB
njamd 1MB
patch 1MB
pkgconfig 1MB
デバッガ
gdb 2MB
ltrace 1MB
ライブラリ
glibc-devel 6MB
krb5-devel 2MB
kudzu-devel 1MB
libstdc++-devel 12MB
libusb-devel 1MB
libuser-devel 1MB
pciutils-devel 1MB
perl-Filter 1MB <--- これを入れないと
perlの依存関係が
保てない。
readline-devel 1MB
言語
perl 37MB <--- これを入れないと
procinfoの依存関係が
保てない。
cpp 1MB
gcc 13MB
gcc-c++ 4MB
以上の選択をすると、インストーラはインストール合計容量を 545MBと示して
いる。 これでインストールしてみよう。
参考.
openssh
パッケージ: openssh
バージョン: 3.4p1
OpenSSHはSSH(Secure SHell)プロトコルのOpenBSDによる実装
です。 SSHはrloginやrshの代わりに使用するプログラムで
信頼性の低い2台のホスト間で安全でないネットワークを経由
して、暗号化された安全な通信を実行できます。 X11接続
および任意のTCP/IPポートも安全なチャネル経由で転送できま す。 共有鍵認証でサーバにパスワードなしでアクセスする
こともできます。 このパッケージには、OpenSSHのクライ
アントとサーバの両方に必要なコアファイルが含まれていま
す。 このパッケージを利用するには、openssh-clients、
または、openssh-server、あるいはその両方をインストール
する必要があります。
openssh-clients
パッケージ: openssh-clients
バージョン: 3.4p1
OpenSSHはSSH(Secure SHell)プロトコルのOpenBSDによる実装
です。 このパッケージには、SSHサーバに暗号化された接続
を行うために必要なクライアントが含まれています。
OpenSSHクライアントにopensshパッケージもインストールする
必要があります。
bind-utils
パッケージ: bind-utils
バージョン: 9.2.1
bind-utilsにはDNS(Domain Name Service)ネームサーバに
問い合わせを行い、インターネット上のホストに関する情報
を得るためのユーティリティ群が含まれています。 これら
のユーティリティを使うと、特定のホスト名に対応するIPアド
レスのほか、登録されたドメインやネットワークアドレスに関
する情報を得ることができます。
procinfo
パッケージ: procinfo
バージョン: 18
procinfoコマンドは /procディレクトリ(カーネルファイル
システム)からシステムデータを取得し、書式設定を行って
から標準出力上に表示します。 procinfoを使用すれば、動作
中のカーネルからシステムに関する情報を入手することができ
ます。
httpd
パッケージ: httpd
バージョン: 2.0.40
Apacheは強力で充実した機能を持つ無償の Webサーバです。
また、apacheはインターネット上で最も一般的に使用されて
いる Webサーバです。
openssh-server
パッケージ: openssh-server
バージョン: 3.4p1
OpenSSH(Secure SHell)プロトコルのOpenBSDによる実装です。 このパッケージには、sshd(secure shell daemon)が含まれて
います。 sshdデーモンを使うとSSHクライアントでSSHサーバ
に安全に接続できます。 また、opensshのパッケージの
インストールも必要です。
portmap
パッケージ: portmap
バージョン: 4.0
portmapperプログラムは、NIS(YP)やNFS、その他の重要な情報
の不正利用を防ぐためのセキュリティツールです。
portmapperはNFSやNISなどのプロトコルによって使われるRPC
接続を管理します。 portmapperパッケージは、RPCを使用
するプロトコルのサーバとして動作するマシンのすべてに
インストールする必要があります。
mailcap
パッケージ: mailcap
バージョン: 2.1.12
mailcapファイルはmetamailプログラムによって使用され
ます。 metamailは非テキストまたはマルチメディアデータの
表示方法を決定するために mailcapファイルを読み込みます。
基本的に、mailcapは特定タイプのファイルに対してその
ファイルを処理するために読み出せる、メールエージェントや
その他のプログラムなどの特定プログラムを関連付けます。
expat
パッケージ: expat
バージョン: 1.95.4
ExpatはXML解析用のCライブラリです。 Expatはストリーム系
のXMLパーサです。 解析を開始する前に、パーサによって
ハンドラが登録されます。 パーサが解析対象ドキュメント
で関連する構造を発見すると、登録したハンドラがコールされ
ます。 ハンドラを登録できる構造にはstartタグなどがあり
ます。
libstdc++
パッケージ: libstdc++
バージョン: 3.2
libstdc++パッケージには、ISO 14882 Standard C++ ライブ
ラリの実装を目指して進行中のプロジェクトである GNU
Standard C++ Library V3 のスナップショットが含まれます。
libusb
パッケージ: libusb
バージョン: 0.1.6
このパッケージはアプリケーションがUSBデバイスにアクセス
する手段を提供します。
glibc-kernheaders
パッケージ: glibc-kernheaders
バージョン: 2.4
glibc-kernheadersには、LinuxカーネルのCヘッダファイルが
含まれています。 ヘッダファイルは、標準的なプログラム
をビルドしたり、glibcパッケージの再構築に必要な構造体や
定数を定義するものです。
kernel-source
パッケージ: kernel-source
バージョン: 2.4.18
kernel-sourceパッケージには、Linuxカーネルのソースコード
ファイルが含まれています。 ほとんどのCプログラムは、
ソースコード内で定義された定数に依存しているため、Cプロ
グラムを構築する際にはソースファイルが必要となります。
(ソースファイルを熟知している場合には)必要に応じてソース
ファイルを使用して、特定のハードウェアに合わせてチュー
ニングしたカスタムカーネルを再構築することもできます。
binutils
パッケージ: binutils
バージョン: 2.13.90.0.2
binutilsは、一連のバイナリユーティリティで、ar(アーカイ
ブの作成、変更、読み込みを行う)、as(GNUアセンブラファミ
リー)、gprof(関数呼び出しグラフのプロファイルデータを
表示する)、ld(GNUリンカー)、mm(オブジェクトファイルの
シンボルを一覧表示する)、objcopy(オブジェクトファイルの
コピーと変換を行う)、objdump(オブジェクトファイル内の
情報を表示する)、ranlib(アーカイブ内容のインデックスを
作成する)、size(オブジェクト/アーカイブファイルのセク
ションサイズの一覧を表示する)、strings(ファイル内の印字
可能文字列の一覧を表示する)、strip(シンボルを削除する)、 addr2line(アドレスをファイルや行に変換する)などが含まれ
ます。
make
パッケージ: make
バージョン: 3.79.1
プログラムのソースファイルから、実行可能ファイルやその他
の非ソースファイルを生成する方法を制御するためのGNUツー
ルです。 Makeを使用すれば、ユーザはビルドプロセスの詳細
に関する特別な知識を持たなくても、パッケージの構築と
インストールを行うことができます。 プログラムの構築方法
に関する詳細を、プログラムのmakefileの中のmakeとして指定
します。
njamd
パッケージ: njamd
バージョン: 0.9.2
NJAMDはmallocデバッガで、実行バイナリを再コンパイル、
さらには再リンクすることなしにオーバーフロー、アンダー
フロー、開放メモリーへの書き込み、メモリーリークなどの
すべての一般的な動的メモリーバグを探します。 NJAMDは
malloc(3)、strdup(3)、GNUウィジェットアロケータ、さらに
はC++のnewとdeleteなどのラップする任意のライブラリ関数
を介してメモリーリークを追跡することができます。 NJAMD
は日常的に使用できる程度に高速でありほとんどのアプリ
ケーションをデバッグできる程度に軽量です。 ただし、
大規模なアプリケーションのデバッグを快適に行うためには
より多くのRAMが必要になります。
patch
パッケージ: patch
バージョン: 2.5.4
patchプログラムはオリジナルファイルにdiffファイルを適用
します。 diffコマンドは、オリジナルファイルと変換後の
ファイルを比較する際に使用されます。 diffはファイルに対
する変更内容を一覧表示します。 この場合、オリジナル
ファイルを持っている人は、patchコマンドとdiffファイルを
使用すれば、オリジナルファイルに変更内容を追加(ファイル
へのパッチ適用)することができます。 アプリケーションを
アップグレードするための一般的な方法です。
pkgconfig
パッケージ: pkgconfig
バージョン: 0.12.0
pkgconfigツールはコンパイルオプションを決定します。
必須の各ライブラリについて、設定ファイルを読み込み、
必要なコンパイラフラグとリンカフラグを出力します。
gdb
パッケージ: gdb
バージョン: 5.2.1
GNUデバッガであるGDBを使用すると、C、C++、他の言語で作成
されたプログラムを制御して実行し、そのデータを印刷するこ
とで、デバッグを行うことができます。
ltrace
パッケージ: ltrace
バージョン: 0.3.10
ltraceはデバッグプログラムであり、指定されたコマンドを
実行し、そのコマンドが終了するまで動作し続けます。
コマンドの実行中に、ltraceは実行されたプロセスがコール
したダイナミックライブラリーコールと、実行されたプロセス
受信したシグナルの両方をインターセプトして記録します。
ltraceはプロセスによってコールされたシステムコールを
インターセプトして表示することもできます。
glibc-devel
パッケージ: glibc-devel
バージョン: 2.2.93
glibc-develパッケージには、標準Cライブラリを使用するプロ
グラム(ほぼすべてのプログラムが使用)を開発するために必要
なヘッダーとオブジェクトファイルが含まれています。 標準
Cライブラリを使用するプログラムを開発する場合には、実行
可能ファイルを作成するために、これらの標準ヘッダーや
オブジェクトファイルをシステム内で利用できるようにする
必要があります。 標準Cライブラリを使用するプログラムを
開発する予定がある場合は、glibc-develをインストールして
ください。
krb5-devel
パッケージ: krb5-devel
バージョン: 1.2.5
krb5-develはネットワーク認証システムです。 krb5-devel
パッケージには、kerberos5プログラムをコンパイルするため
に必要なヘッダーファイルとライブラリが含まれています。
kerberos対応のプログラムを開発したい場合には、この
パッケージをインストールする必要があります。
kudzu-devel
パッケージ: kudzu-devel
バージョン: 0.99.69
kudzu-develパッケージにはハードウェア検出と設定に使用す
るライブラリであるlibkudzuが含まれています。
libstdc++-devel
パッケージ: libstdc++-devel
バージョン: 3.2
libstdc++ライブラリは標準C++ライブラリのGNU実装版です。
このパッケージには、STLのSGI実装を含むC++開発に必要な
ヘッダーファイルとライブラリが含まれています。
libusb-devel
パッケージ: libusb-devel
バージョン: 0.1.6
このパッケージにはlibusbでアプリケーションを開発するのに
必要なヘッダーファイルやドキュメントが含まれます。
libuser-devel
パッケージ: libuser-devel
バージョン: 0.51.1
libuser-develパッケージにはlibuserを利用するアプリケー
ション開発のためのヘッダーファイル、静的リンクファイル、
そして有用な .laファイルが収録されています。
pciutils-devel
パッケージ: pciutils-devel
バージョン: 2.1.10
このパッケージには、PCIバスに接続されたデバイスを検査、
設定するためのライブラリが含まれています。
perl-Filter
パッケージ: perl-Filter
バージョン: 1.28
This package provide source-level filters for perl
modules. Source filter alter the program text of a
module before Perl sees it. much as a C preprocessor
alter the source text of a C program before the compiler sees it.
readline-devel
パッケージ: readline-devel
バージョン: 4.3
readlineライブラリは入力されたコマンドラインをユーザが
編集できるようにするアプリケーションにおいて使用すること
のできる機能のセットを提供します。 readlineライブラリを
使用したプログラムを開発したい場合には、readline-devel
パッケージをインストールする必要があります。 また、read
lineパッケージのインストールも必要になります。
cpp
パッケージ: cpp
バージョン: 3.2
cppはGNU C互換のコンパイラプリプロセッサです。 cppは、
実際にコンパイルを行う前にプログラムを変換するために
Cコンパイラから自動的に実行されるマクロプロセッサです。
マクロプロセッサと呼ばれるのは、長い記述を簡略化したマク
ロを定義できるためです。
gcc
パッケージ: gcc
バージョン: 3.2
gccパッケージには、Cコードコンパイラ用のGNUコンパイラの
ccとgccが含まれます。
gcc-c++
パッケージ: gcc-c++
バージョン: 3.2
gcc-c++パッケージを使用するとGNU CコンパイラにC++の
サポートが加わります。 テンプレートや例外処理などを含む
最新のC++使用のほとんどをサポートしています。 これには
静的標準C++ライブラリとC++のヘッダーファイルが含まれます
が、ダイナミックリンク用のライブラリは別のパッケージに
収録されています。
perl
パッケージ: perl
バージョン: 5.8.0
Perlは C言語、sed、awk、及びシェルスクリプティングに根源
を持つハイレベルなプログラム言語です。 perlはプロセスや
ファイルの処理に適切で、特にテキスト処理には最適です。
さまざまな作業に使用されますが、perlの最も頻繁な活用は
システムアドミニストレーションユーティリティとWebプログ
ラミングです。 Web上の大部分のCGIスクリプトがPerlで書か
れています。 システムがPerlスクリプトを処理できるように
するためには perlパッケージをインストールする必要があり
ます。 Perlでプログラムを書いたり、システムに、Perlスク
リプトを処理させるためにはこのパッケージをインストール
してください。
インストールを開始する。
ブートディスクの作成時に、エラー。 メディアがセットされているかチェック
せよとメッセージが表示されて、起動ディスクを作れなかった。 作らないで
処理を先に進める。
インストール完了。 リブートする。
Linuxシステムは正常に立ち上がった。
[inoue@onlpara inoue]$ ssh onlsbc1
The authenticity of host 'onlsbc1 (130.87.153.3)' can't be established.
RSA key fingerprint is 81:28:f3:2a:7f:bf:12:d0:03:72:e7:8b:a6:b1:f6:9c.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added 'onlsbc1,130.87.153.3' (RSA) to the list of known hos
ts.
inoue@onlsbc1's password:
[inoue@onlsbc1 inoue]$ ls -l
合計 0
[inoue@onlsbc1 inoue]$ df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 372733 86157 82% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
[inoue@onlsbc1 inoue]$
約373MBでインストールできている。 残りが86MBある。
ので、Java、DAQアプリケーションは入っていない。
ネットワークからログインすれば日本語は正常に表示される。コンソールで
kon しても日本語表示はできない。 起動ディスクが作成できない、manコマンド
が働かないという制限がある。
[inoue@onlsbc1 inoue]$ who
inoue tty1 Dec 12 15:53
inoue pts/0 Dec 12 15:59 (onlpara.kek.jp)
[inoue@onlsbc1 inoue]$ ssh onlsun1
The authenticity of host 'onlsun1 (130.87.153.10)' can't be established.
RSA key fingerprint is da:0d:92:f8:82:a3:04:4b:9b:b0:42:47:79:4e:dd:00.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? yes
Warning: Permanently added 'onlsun1,130.87.153.10' (RSA) to the list of known ho
sts.
inoue@onlsun1's password:
Last login: Thu Dec 12 08:35:35 2002 from onlnote2.kek.jp
Sun Microsystems Inc. SunOS 5.8 Generic February 2000
Sun Microsystems Inc. SunOS 5.8 Generic February 2000
onlsun1[33]% who
inoue console Dec 5 10:43 (:0)
inoue pts/2 Dec 12 16:05 (onlsbc1.kek.jp)
inoue pts/3 Dec 4 14:04 (onlsun2.kek.jp)
inoue pts/4 Dec 12 08:35 (onlnote2.kek.jp)
inoue pts/7 Dec 5 10:44 (:0.0)
inoue pts/8 Dec 5 10:48 (:0.0)
onlsun1[34]%
ok. 正常に動作している。
grub.confファイルを修正してタイムアウトをゼロにしておく。
[root@onlsbc1 grub]# pwd
/boot/grub
[root@onlsbc1 grub]# vi grub.conf
:
#boot=/dev/hdc
default=0
#timeout=10
timeout=0
splashimage=(hd0,0)/boot/grub/splash.xpm.gz
title Red Hat Linux (2.4.18-14)
root (hd0,0)
kernel /boot/vmlinuz-2.4.18-14 ro root=LABEL=/
initrd /boot/initrd-2.4.18-14.img
~
[root@onlsbc1 grub]#
(3). Javaのインストール
(3-1). Java1.4.1.01をダウンロード
http://java.sun.com/j2se/1.4.1/ja/download.htmlのサイトから、
Java1.4.1.01の 自己解凍ファイルをダウンロードした。
[inoue@onlsbc1 inoue]$ pwd
/home/inoue
[inoue@onlsbc1 inoue]$ ls -l
合計 41305
-rw-r--r-- 1 inoue inoue 42129700 11月 21 09:07 j2sdk-1_4_1_01-linux-i5
86.bin
[inoue@onlsbc1 inoue]$ ls
j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin
[inoue@onlsbc1 inoue]$ df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 414677 44213 91% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
[inoue@onlsbc1 inoue]$
J2SDKのインストールには、75MBの空きディスク容量が必要である。 残念なが
ら 512MBのコンパクトフラッシュのシステムには 44MBの空き容量しかない。
そこで、一時的に一部のファイルをマウントしたローカルディスクに退避して
作業を進めることにする。
(3-2). 作業領域の確保
2.5"のローカルのIDEハードディスクの /homeパーティションを 512MBのコンパ
クトフラッシュのシステムにマウントする。
[root@onlsbc1 inoue]# df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 414682 44208 91% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
[root@onlsbc1 inoue]# mount -t ext3 /dev/hda2 /mnt
[root@onlsbc1 inoue]# df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 414682 44208 91% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
/dev/hda2 10080520 75912 9492540 1% /mnt
[root@onlsbc1 inoue]#
[root@onlsbc1 inoue]# ls -l /mnt/inoue
合計 8
drwxrwxr-x 2 inoue inoue 4096 12月 9 10:45 J2SDK1.4.1.01
drwxrwxr-x 3 inoue inoue 4096 12月 9 13:37 JavaRMI
[root@onlsbc1 inoue]#
[root@onlsbc1 usr]# pwd
/usr
[root@onlsbc1 usr]# ls
X11R6 dict games kerberos libexec sbin src
bin etc include lib local share tmp
[root@onlsbc1 usr]# cp -pdr src /mnt/inoue
[root@onlsbc1 usr]# rm -rf src
df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 289779 169111 64% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
/dev/hda2 10080520 213796 9354656 3% /mnt
[root@onlsbc1 usr]#
169MB の空き領域を確保できた。
(3-3). Java1.4.1.01をインストール&設定
ダウンロードした"j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin" を /usrディレクトリに
コピーした。
[root@onlsbc1 inoue]# pwd
/home/inoue
[root@onlsbc1 inoue]# ls
j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin t5
[root@onlsbc1 inoue]# mv j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin /usr
[root@onlsbc1 inoue]#
"j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin" を実行した。
[root@onlsbc1 usr]# pwd
/usr
[root@onlsbc1 usr]# ls -l j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin
-rw-r--r-- 1 inoue inoue 42129700 11月 21 09:07 j2sdk-1_4_1_01-linux-i5
86.bin
[root@onlsbc1 usr]# chmod a+x j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin
[root@onlsbc1 usr]# ./j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin
:
:
inflating: j2sdk1.4.1_01/man/ja_JP.eucJP/man1/rmic.1
inflating: j2sdk1.4.1_01/man/ja_JP.eucJP/man1/serialver.1
inflating: j2sdk1.4.1_01/man/ja_JP.eucJP/man1/idlj.1
Done.
[root@onlsbc1 usr]#
[root@onlsbc1 usr]# rm j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin
rm: remove regular file `j2sdk-1_4_1_01-linux-i586.bin'? y
[root@onlsbc1 usr]#
/usr/j2sdk1.4.1ディレクトリの下に Javaがインストールされた。 Javaの
シンボリック・リンクを張る。
[root@onlsbc1 usr]# ln -s j2sdk1.4.1_01 java
[root@onlsbc1 usr]#
/usr/bin/java のファイル名を変更する。
[root@onlsbc1 bin]# pwd
/usr/bin
[root@onlsbc1 bin]# ls java*
ls: java*: そのようなファイルやディレクトリはありません
[root@onlsbc1 bin]#
512MBのコンパクトフラッシュのシステムには、Javaはもともとインストール
されていない。 ファイル名を変更は必要ない。
(3-4). ~/.bashrc の修正
[inoue@onlsbc1 inoue]$ pwd
/home/inoue
[inoue@onlsbc1 inoue]$ vi .bashrc
# .bashrc
# User specific aliases and functions
# Source global definitions
if [ -f /etc/bashrc ]; then
. /etc/bashrc
fi
export PATH=$PATH:/usr/java/bin
export MANPATH=$MANPATH:/usr/java/man
".bashrc" 11L, 195C written
[inoue@onlsbc1 inoue]$
[inoue@onlsbc1 inoue]$ source .bashrc
[inoue@onlsbc1 inoue]$ java -version
java version "1.4.1_01"
Java(TM) 2 Runtime Environment, Standard Edition (build 1.4.1_01-b01)
Java HotSpot(TM) Client VM (build 1.4.1_01-b01, mixed mode)
[inoue@onlsbc1 inoue]$
ok. Javaは正常にインストールされた。
(3-5). 上記の項目(3-2)でセーブしたファイルを元に戻す
[inoue@onlsbc1 src]$ pwd
/mnt/inoue/src
[inoue@onlsbc1 src]$ ls -l
合計 4
lrwxrwxrwx 1 root root 15 12月 17 16:49 linux-2.4 -> linux-2.4.
18-14
drwxr-xr-x 17 root root 4096 12月 13 00:28 linux-2.4.18-14
[inoue@onlsbc1 src]$ du -k
:
:
108 ./linux-2.4.18-14/scripts/lxdialog
464 ./linux-2.4.18-14/scripts
137872 ./linux-2.4.18-14
137876 .
[inoue@onlsbc1 src]$ df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 330277 128613 72% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
/dev/hda2 10080520 213796 9354656 3% /mnt
[inoue@onlsbc1 src]$
戻すための領域が足りない。 /usr/share/doc を削除する。
[inoue@onlsbc1 doc]$ pwd
/usr/share/doc
[inoue@onlsbc1 doc]$ du -k
:
:
13 ./patch-2.5.4
619 ./httpd-2.0.40
18 ./njamd-0.9.2
19 ./procinfo-18
22581 .
[inoue@onlsbc1 doc]$
22.5MBと現在の空き容量 128MBを合わせてどうにか戻すことができそう。
[root@onlsbc1 share]# pwd
/usr/share
[root@onlsbc1 share]# ls
aclocal dict grub info magic.mime pixmaps vim
apps doc gtk-doc locale man ssl zoneinfo
awk empty hwdata magic misc tabset
comps firstboot i18n magic.mgc openldap terminfo
[root@onlsbc1 share]# rm -rf doc
[root@onlsbc1 share]# df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 307698 151192 68% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
/dev/hda2 10080520 213796 9354656 3% /mnt
[root@onlsbc1 share]#
空き容量は 151MBになった。 上記の項目(3-2)でセーブした /usr/srcディレク
トリを元に戻す。
[root@onlsbc1 inoue]# pwd
/mnt/inoue
[root@onlsbc1 inoue]# ls
J2SDK1.4.1.01 JavaRMI src t5
[root@onlsbc1 inoue]# cp -pdr src /usr
[root@onlsbc1 inoue]# df -k
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/hdc1 483886 432597 26293 95% /
none 152188 0 152188 0% /dev/shm
/dev/hda2 10080520 213796 9354656 3% /mnt
[root@onlsbc1 inoue]#
[root@onlsbc1 inoue]# ls -l /usr/src
合計 1
lrwxrwxrwx 1 root root 15 12月 18 08:55 linux-2.4 -> linux-2.4.
18-14
drwxr-xr-x 17 root root 1024 12月 13 00:28 linux-2.4.18-14
[root@onlsbc1 inoue]# ls -l /usr/src/linux-2.4.18-14
合計 210
-rw-r--r-- 1 root root 18691 9月 5 00:53 COPYING
-rw-r--r-- 1 root root 79886 9月 5 00:54 CREDITS
drwxr-xr-x 31 root root 3072 12月 13 00:23 Documentation
-rw-r--r-- 1 root root 42807 9月 5 00:54 MAINTAINERS
-rw-r--r-- 1 root root 20686 9月 5 01:15 Makefile
-rw-r--r-- 1 root root 14239 9月 5 00:53 README
-rw-r--r-- 1 root root 2815 4月 7 2001 REPORTING-BUGS
-rw-r--r-- 1 root root 9209 9月 5 00:53 Rules.make
drwxr-xr-x 11 root root 1024 12月 13 00:23 abi
drwxr-xr-x 3 root root 1024 12月 13 00:23 arch
drwxr-xr-x 2 root root 1024 12月 13 00:23 configs
drwxr-xr-x 4 root root 1024 12月 13 00:23 crypto
drwxr-xr-x 42 root root 1024 12月 13 00:26 drivers
drwxr-xr-x 47 root root 2048 12月 13 00:27 fs
drwxr-xr-x 11 root root 1024 12月 13 00:28 include
drwxr-xr-x 2 root root 1024 12月 13 00:28 init
drwxr-xr-x 2 root root 1024 12月 13 00:28 ipc
drwxr-xr-x 2 root root 1024 12月 13 00:28 kernel
drwxr-xr-x 4 root root 1024 12月 13 00:28 lib
drwxr-xr-x 2 root root 1024 12月 13 00:28 mm
drwxr-xr-x 31 root root 1024 12月 13 00:28 net
drwxr-xr-x 4 root root 1024 12月 13 00:28 scripts
[root@onlsbc1 inoue]#
ok. /usr/srcディレクトリは正常に戻せた。
---xxxx