Oct 4, 2002
onlsbc1, Red Hat Linux 7.3 のインストール
--- インストール #3
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(http://www-online.kek.jp/~inoue/para-CAMAC/
Work/SBC-Linux3.html)
高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所
物理、オンライングループ
井上 栄二
目的
並列CAMACで使用するSBCでは、コンパクトフラッシュ上に、ブート可能な
Linuxシステムを構築する必要がある。 コンパクトフラッシュ上にシステム
を構築しブートできることを確認する。
(1). ハードウェア構成
(2). システムインストール
(3). システム設定
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(1). ハードウェア構成
SBCには256MBのコンパクトフラッシュを接続した。 IDEハードディスクは
はずした。 ディスプレーには、EIZOの FlexScan L465を使用。 キーボードは
DELLのPS/2日本語キーボードを使用。 マウスはLogitec のUSBマウスを使用。
ディスプレー、キーボード、マウスはCPU切り替え器を通してSBCに接続した。
CPU切り替え器は、SANWA SUPPLY のSW-CPU2UO を使用。
(1-1). Linuxインストールのための準備
Linuxシステムのインストールは、FDDを使ってNFSインストールで行うことに
する。 FDDは onlpc03に内蔵しているものを使用。
NFSファイルサーバには onlsun4 を使用。 RedHat Linux 7.3のパッケージは
onlsun4:/space2/RedHat7.3/disk1 に展開しておいた。 CD-ROMインストール
と違って、NFSインストールでは途中でディスク交換の指示メッセージは表示
されない。 したがって、disk2中の必要なファイルは前もって適切なディレ
クトリーに配置しておく必要がある。 今回のインストールでは、
/space2/RedHat7.3/disk2/RedHat/RPMS下のファイルは全て事前に
/space2/RedHat7.3/disk1/RedHat/RPMSディレクトリーにコピーしておいた。
さらに、このディレクトリが、onlsbc1 から見れるように share しておいた。
FDブートNFSインストールをやるので、フロッピー・ディスクにブート用の
イメージファイル RedHat7.3/disk1/images/bootnet.imgをコピーしておく。
(2). RedHat Linux 7.3 のインストール
(2-1). BIOS の設定
LinuxシステムをインストールするにあたってBIOSの設定を変更確認しておく。
Drive A 1.44M, 3.5in <--- これを設定
First Boot Device Floppy <--- これを設定
Second Boot Device HDD-0
(2-2). Linuxインストール
FDをセットして電源を入れる。
boot: <--- ここで Enterキーを押す
インストーラは /dev/hdc1 のコンパクトフラッシュを認識できた。
言語は Japanese を指定。 キーボードは jp106 を指定。 NFSインストール
を選択。
onlsbc1の IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、ネームサーバを設定。
NFSサーバは onlsun4.kek.jp、RedHatディレクトリーは
/space2/RedHat7.3/disk1。
マウスは Logitec の MouseMan Wheel (USB)、3ボタンマウスのエミュレート
を指定。
インストールの種類はカスタム。
ディスクパーティションの種類は、インストーラが自動的にパーティションの
設定を行うを選択。
自動パーティションの設定では、
自動パーティションを設定するドライブの:
システムの全てのLinuxパーティションを削除
このインストール方法をどのドライブに使用しますか?
hdc: Sandisk SDCFB-256 - 245MB
この設定で実行したら、
要求されたパーティションを設定できませんでした:
Partitioning failed: パーティションを第一パーティションとして確保
できませんでした。
と、エラーになってしまった。
ディスクパーティションの種類を変更して、Disk Druid を使用して手動で
パーティションを設定を選択。
/dev/hdc1 1 979 245 vfat
を削除。 削除できた。
新規にファイルシステムを作る。
/dev/hdc1 1 976 244 ext3
ok. 確保できた。
注. 245MBを確保しようとしたらエラーになった。 244MB は ok。
ディスクパーティションの設定の後、以下のような警告のメッセージが表示
された。
ルートパーティションが250MB以下であり、通常の RedHat Linux インス
トールでは小さすぎる容量となっています。
スワップパーティションが未指定です。 これは常に必ず必要というわけ
ではありませんが大抵のインストールにおいて明らかに性能を向上させ
ます。
このままインストールを続行する。
ブートローダの設定。
GRUB をブートローダとして使用。
ブートローダをインストールする場所:
/dev/hdc マスターブートレコード (MBR)
パーティション: /dev/hdc1 タイプ: ext3
標準のブートイメージ
ブートラベル: Red Hat Linux
ブートローダパスワードの設定。
設定しない。
ネットワークの設定。
eth0 |
起動時にアクティブにする。
IPアドレス 130.87.-----
ネットマスク 255.255.----
ネットワーク 130.87.-----
ブロードキャスト 130.87.-----
ホスト名 onlsbc1.kek.jp
ゲートウェイ 130.87.-----
1番目のDNS 130.87.-----
2番目のDNS 130.87.-----
3番目のDNS
ファイアウォールの設定。
セキュリティレベル: 中
カスタマイズ
信頼するデバイス: eth0
侵入を許可する: SSH
WWW (http)
FTP
追加言語サポート。
システム標準の言語: Japanese
タイムゾーンの選択。
アジア/東京
アカウントの設定。
システムのルートのパスワード: ****
ユーザアカウント: -------
認証設定
MD5パスワードを有効にする
パッケージグループの選択
ftp、opensslくらいを指定してインストールしてみる。
パッケージのインストール
合計容量 393MB と表示している。 256MB のコンパクトフラッシュに
コピーをしている。 256MB を超えてもコピーを続けている。 コンプレス
しているのかな。
インストーラはインストールを正常に終了した。
起動用のFDから立ち上げてみた。 ok。 立ち上がった。
一旦シャットダウンして、コンパクトフラッシュから直接立ち上げてみる。
BIOS の設定を変える。
First Boot Device [HDD-0]
Second Boot Device [HDD-1]
Third Boot Device [HDD-2]
リブート。
ok. コンパクトフラッシュから立ち上がった。
[inoue@onlsbc1 inoue]$ df -k
Filesystem 1k-blocks Used Available Use% Mounted on
/dev/hdc1 241949 190490 38967 84% /
none 152332 0 152332 0% /dev/shm
[inoue@onlsbc1 inoue]$
[inoue@onlsbc1 inoue]$ ls -l /
合計 114
drwxr-xr-x 2 root root 2048 10月 3 02:10 bin
drwxr-xr-x 3 root root 1024 10月 3 02:13 boot
drwxr-xr-x 18 root root 82944 10月 3 08:49 dev
drwxr-xr-x 30 root root 3072 10月 3 08:48 etc
drwxr-xr-x 4 root root 1024 10月 3 02:15 home
drwxr-xr-x 2 root root 1024 6月 22 2001 initrd
drwxr-xr-x 6 root root 3072 10月 3 02:10 lib
drwx------ 2 root root 12288 10月 3 01:44 lost+found
drwxr-xr-x 3 root root 1024 10月 2 17:23 mnt
drwxr-xr-x 2 root root 1024 8月 24 1999 opt
dr-xr-xr-x 36 root root 0 10月 3 17:46 proc
drwxr-x--- 3 root root 1024 10月 3 11:28 root
drwxr-xr-x 2 root root 3072 10月 3 02:13 sbin
drwxrwxrwt 3 root root 1024 10月 4 04:02 tmp
drwxr-xr-x 15 root root 1024 10月 3 02:07 usr
drwxr-xr-x 15 root root 1024 10月 3 01:47 var
[inoue@onlsbc1 inoue]$
スクリプトは Fri Oct 4 09:38:30 2002
に開始しました[root@onlsbc1 inoue]# /sbin/fdisk /dev/hdc
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/hdc: ヘッド 16, セクタ 32, シリンダ 980
ユニット = シリンダ数 of 512 * 512 バイト
デバイス ブート 始点 終点 ブロック ID システム
/dev/hdc1 * 1 976 249840 83 Linux
コマンド (m でヘルプ): q
[root@onlsbc1 inoue]#
スクリプトは Fri Oct 4 09:40:39 2002
に終了しました
スクリプトは Fri Oct 4 09:43:39 2002
に開始しました[inoue@onlsbc1 inoue]$ ssh onlsun1
inoue@onlsun1's password:
Last login: Fri Oct 4 09:23:09 2002 from onlnote2.kek.jp
Sun Microsystems Inc. SunOS 5.8 Generic February 2000
Sun Microsystems Inc. SunOS 5.8 Generic February 2000
onlsun1[33]% who
inoue console Sep 27 09:09 (:0)
inoue pts/9 Oct 4 09:04 (onlsun2.kek.jp)
inoue pts/5 Sep 27 09:11 (:0.0)
inoue pts/6 Sep 27 09:12 (:0.0)
inoue pts/2 Oct 4 08:39 (onlnote2.kek.jp)
inoue pts/8 Oct 4 08:55 (onlnote2.kek.jp)
inoue pts/10 Oct 4 09:23 (onlnote2.kek.jp)
inoue pts/11 Oct 4 09:42 (onlsbc1.kek.jp)
onlsun1[34]% logout
Connection to onlsun1 closed.
[inoue@onlsbc1 inoue]$
スクリプトは Fri Oct 4 09:44:25 2002
に終了しました
注.
上記したログで日本語は正常に表示されているが、コンソール上で表示され
ている時は日本語の部分の表示は正しくできていない。 kon すれば正常に
日本語表示ができる。
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