May 13, 1998 onl7v2: Solaris 2.6 cc ドライバのデバッグ. SPARC CPU-5V と SPARC CPU-7V について ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (http://www-online.kek.jp/~inoue/CAMAC/ onl7v2-sol2.6/camac-step04.txt) 高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所 物理、オンライングループ 井上 栄二 (1). 現状確認 (A). 英語版 Soalris2.6 & VMEドライバ v2.2.2 が届いた。 (B). CPU-7V に Solaris2.6 のシステムをインストールした。 (C). /etc の下の各設定、および /export/home の作成をやった。 (D). Solaris2.6用の VMEドライバ、FRCvme-2.2.2 をインストールした。 (E). onl7v2 に ccドライバをインストールする。 (G). サンプル・プログラムを実行した。 (G-1). 24ビットのシングル・アクション read/writeプログラム、cam1 は 正常終了した。 (G-2). 割り込み処理プログラム、cam3 は正常終了した。 (G-3). 16ビットのブロック転送 read/writeプログラム、cam2 は ok。 (H). この後、onl5v4(Solaris2.6) に VMEドライバ v2.2.2 をインストール し、さらに CAMACドライバをインストールした。onl5v4 での cam2、 ブロック転送はハングしてしまった。 ここで、再度 onl7v2 のシステム で cam2 を実行してみたところ、こちらのシステムもハングするように なってしまった。 (2). ここでやるべきこと onl5v4 に VMEドライバ v2.2.2、および CAMACドライバをインストール した後、onl7v2 上での cam2 の実行もハングするようになった件の対策 をする。 (3). もとのように onl7v2 上で cam2 が実行できるようにするには (3-1). 現状はどうなっているのか スロット #1 #2 #3 #4 #5 #6 +----------------------------------------------------+ |+--+ +--+ +--++--+ | || | | | | || | | || | | | | || | | || | | | | || | | || | | | | || | | || | | | | || | | || | | | | || | | || |+--+| |+--+| || | | || || || || || || | | || || || || || || | | || || || || || || | | || || || || || || | | || |+--+| |+--+| || | | |+--+ +--+ +--++--+ | +----------------------------------------------------+ スロット#1: SPARC CPU-7V(onl7v1)、Solaris2.5.1 VMEドライバ、CAMACドライバは無し。 スロット#2: このスロットはスロット#1のCPU-7VのSBusに差した FastEthernetボードが占有している。 スロット#3: SPARC CPU-5V(onl5v4)、Solaris2.6 VMEドライバは V2.2.2あり、CAMACドライバあり。 slavewindow が設定してある。 スロット#4: このスロットはスロット#3のCPU-5VのSBusに差した FastEthernetボードが占有している。 スロット#5: SPARC CPU-7V(onl7v2)、Solaris2.6 VMEドライバは V2.2.2あり、CAMACドライバあり。 slavewindow が設定してある。 スロット#6: K2917 (3-2). onl7v2 上で cam2 が実行できていた時と比べて何が変わったか onl7v2 上で cam2 が実行できていた時には、クレート内には CAMAC に アクセスできる CPUボードは onl7v2 の一枚だけであった。 onl7v2 上で cam2 が実行できなくなった現在は、onl7v2 と onl5v4 の 2枚のボードが CAMAC にアクセスできる状態にある。 (3-3). onl7v2 上で cam2 が実行できていた時と同じ状況に戻す (3-3-1). onl5v4 のボードを引き抜いてみる onl5v4 のボードを引き抜いてやれば、実質的にonl7v2 上で cam2 が 実行できていた時と同じ状況になる。 onl5v4 のボードを引き抜いて みた。 この状態で、スロット#1の onl7v1(Solaris2.5.1) と スロット#5の onl7v2(Solaris2.6) を立ち上げた。 そして、cam2 を実行してみた ところ、以前と同様に正常に実行できるようになった。 このことから 思うに、CAMAC にアクセスできる SPARC CPUボードが同一クレート内 に2台以上存在すると cam2 を正しく実行できなくなるようだ。 (3-4). 当面の作業方針 これからやるべき作業として、 1. onl5v4、Solaris2.6 での CAMAC の再テスト 2. onl7v1、Solaris2.5.1 での CAMAC のテスト 3. onl5v4、Solaris2.5.1 での CAMAC のテスト 4. onl7v1、Solaris2.5 での CAMAC の再テスト がある。 これらのテスト時には、テスト下の CPUボード以外にはCAMAC にアクセス できる SPARC CPUボードが同一クレート内に存在しない状況でテストする ことにしよう。 その後で、以下の項目(4)に示したようなことについて 調べてみる。 (4). 検討事項 (4-1). 複数の SPARC CPU-7V に VMEドライバおよび CAMACドライバを インストールするとどうなるか (4-2). onl5v4 の slavewindow の設定を解除したらどうなるか --- (6). 項目タイトル (6-1). サブ項目タイトル (6-1-1). サブサブ項目タイトル